●仕様：3cmツィーター●最大入力：120W●公称インピーダンス：4Ω●周波数特性：2KHz～25KHz●能率：92.5dB●取付穴直径：55.5mm●取付深さ：24mm●単体 (1個)販売●ペア価格　¥726,000 （税抜価格 ¥660,000）

LOUDSPEAKER CONES MADE OF CERAMICS

当社が製造する音響用スピーカーのコーンとして使用される素材はAl²O³硬質セラミックス（アルミナ）である。コーン製造の出発点は薄いアルミニウム箔ですが、独自のプロセスで完全に酸化され、特殊な燃焼プロセスによってアルファコランダムに変換されます。この工程をもう少し詳しく説明すると、アルミニウム箔は必要な形状に熱成形された後、特殊な熱処理をし、陽極酸化処理槽に入れられます。この工程で、銀色に輝く純アルミニウムは、脆く、大部分が非晶質の濃い灰色をした酸化アルミニウムに完全に変化します。その後、最高1,450℃の3段階の燃焼プロセスで、Al²O³分子はαコランダム格子に再配列されます。最終製品は、雪のように白く、非常に硬いコーンになり、CO2レーザーで切断します。その後、機械的な加工は不可能になります。

この複雑な製造の利点を理解するために、スピーカーのコーンに求められる一般的な性能を簡潔にまとめると、次のようになります。

1. 軽量であること、剛性が高いこと、3.内部減衰が大きいことです。

これらの要件は互いに矛盾するため、従来のコーン素材はすべて妥協しており、上記の要件の1つまたは2つに関しても不満足と見なすことができます。

当社の特殊素材は、あらゆる要求を妥協することなく実現することが可能です。

アルミニウム箔の適切な選択と処理により、非常に薄い（50μ以下）成形品を製造することができます。この素材は非常に硬いため（モース硬度9）、質量と剛性の比率において、ベリリウム製コーン（毒性の高いものは当社では使用していません）やCVDダイヤモンド製コーンを凌ぐ、本質的に非常に安定したコーンを得ることができます。

当社のセラミックコーンの比較的高い内部減衰は、特殊な製造工程によって保証されています。このような微細構造は、例えば焼結セラミック部品よりも著しく優れた内部減衰特性を有しています。セラミックスピーカーと称して、表面を多少なりともセラミックコーティングしただけで、基本的には基の材料の特性を保持している模倣品が無数にあるのは言うまでもありません。

従来の素材と比較して、当社のセラミック膜を使用したスピーカーは、インパルス応答が改善され、歪み率（THD全高調波歪みとIMD相互変調歪み）が大幅に減少し、直線的に伝わる周波数の帯域幅も広がっています。当社は同様のセラミック膜を用いたトゥイーター、ミッドレンジ、ミッドベーススピーカーを製造しているため、全てのドライバーに同じ素材を使用し、音の均質性と中立性を確保することも可能です。

このことは、ハイエンド部門やスタジオ業界の主要メーカーに認められ、現在、accuton ®セラミックドライバーは、多くのリファレンス用ラウドスピーカーで使用されています。